時間が過ぎるのが早く感じ始めた。決して集中していた訳じゃないんだけど。

40歳を過ぎてからは1年があっという間。と愚痴ってみたら友人に「10歳の1年は人生の10分の1。40歳の1年は40分の1。そりゃ速いよ」と一言。なんだか納得できるようなできないような。これ、詳しく調べたら面白いんじゃないかと思い『大人の時間はなぜ短いのか』(集英社新書刊)などの著書をもつ千葉大学文学部行動科学科の一川 誠准教授の話。

「年齢を分母にする考え方は“ジャネーの法則”と呼ばれるものです。ただ、同じ30歳でも、人によって時間の感じ方は違います。科学的研究では重要視されない説ですね」

ということは、やっぱり時間が速く経つ感覚は気のせいじゃないんだー。

「実は、年をとると時間の流れを速く感じることを示す実験結果があるんです。1分経ったら合図をする条件で統計を取ると、年齢が上の人ほど遅く合図する傾向があります。現実の時間より心的時間(実際の時計とは異なる精神的な時間)の方がゆっくりと流れるようになるんですね」

極端な話だが、1分だと思って合図したら2分経っていた場合、30分経ったと思ったときには、実際は60分が経過していることに。つまり、実際の2倍の速さで現実の時間が過ぎていくわけだ。そりゃ『時間が経つのはえー』となるよな。いったい何で?

「いくつかの要因がありますが、その中の一つとして加齢にともなう(身体的な)代謝の低下が考えられます。代謝が落ちると、心的時間もゆっくりと流れるようになります。逆に代謝が活発だと、心的時間は早く流れる。代謝は心的な時計の動力源の一つと考えれば分かりやすいかもしれません」

なるほど、確かに小学校の頃、二時間目と三時間目の間に大休憩があった。
皆で運動場で遊んだ。たかが20分、しかし長く感じ、ヘトヘトになっていた気がする。
年を重ねると時間もゆっくり過ぎるのか?と。

ゆっくりとした時間の過ごし方を考えても良さそうだ。みなさんの意見もまた聞かせてください。

山科が担当しました。