鉄砲よりも、弾を売ろう。

 長続きするためには、1回で儲けすぎないことです。企画には(1)銃をつくる、(2)弾をつくるの2つがあります。自分のアイデアは銃なのか弾なのか、考えることです。
 
 実はこれは1つのモノなのです。いろんな商売は分業制です。銃屋さんと弾屋さんとあった時、どちらを選ぶかです。

 実は、儲かるのは弾屋です。

 無限に撃ち続け、ひたすら消耗していきますから、弾をつくったほうが儲かります。銃は1丁売れたら、それで終わりです。

 コピー機より、コピーのトナーのほうが儲かります。トナーは消耗するから使い続けられ、コピー紙も減っていきます。

 これがワンセットなら、銃はただで配ってもいいのです。
 
 アイデアというのは、頭の使い方です。
 
 ところが、「うちの銃は性能がいい」とがんばってやり始めると、頭のいい人はそちらへ行ってしまいます。自信があるから、もっと性能のいい、射程距離の長い、命中率の高い、扱いやすい銃をと考えて、銃の開発に入ってしまうのです。

 そうすると、開発費がバカ高くなって、あまり儲かりません。なぜならば、もっと高性能なモノがすぐに出てくるからです。

 その時点で、その銃は大量の在庫になります。ところが、弾屋さんは弾を売っていけばいいわけですから、常に誰かが開発したものに合う弾を売っていけばいいのです。

 自分が銃の開発に走りすぎていないか考えてみるのは、きわめて実践的なことなのです。

新米の山科でした